英語の長文を読むとき、多くの人は「単語」や「文法」を細かく見ようとします。
しかし、英語の文章を理解するうえで一番大事なのは実はとてもシンプルです。
それは
主語(S)+動詞(V)+ 何(目的語)(O)
です。
この基本構造が分かれば、どんな長文でも骨格をつかむことができます。
その最もシンプルな例が
I play tennis.
です。
英語の文章の基本構造
まず、この文を見てください。
I play tennis.
| 部分 | 役割 |
|---|---|
| I | 主語 |
| play | 動詞 |
| tennis | 何(目的語) |
意味
私はテニスをします。
英語の文章は基本的に
「誰が」「何をする」「何を」
という順番でできています。
長文も実は同じ構造
次の文を見てください。
I play tennis, which, although many people see it as just a game, has become for me a way to relax, think clearly, and improve both my body and my mind.
簡単な意味
I play tennis
私はテニスをします
many people see it as just a game
多くの人はそれをただのゲームだと思っている
which = tennis
has become for me a way to relax.
それ(テニス)は私にとってリラックスする方法になっています。
「今そういう状態になっている」と言いたいので現在完了
way to relax, think , and improve.
リラックスし、考え、成長させる方法
a way to relax
リラックスする方法
improve both my body and my mind
体と心の両方を良くする
一見するととても難しそうですが、
一番大事な部分だけを見るとこうなります。
I play tennis
残りの部分はすべて
- 補足説明
- 追加情報
- 修飾
です。
つまり、長文でもまず見るべきなのは
主語+動詞+目的語
なのです。
文の中心を見つける
長い文では、たくさんの情報が追加されます。
例
- which
- although
- because
- that
などが入ると、文章は長くなります。
しかし、それらを一度外してみると
文の中心は必ずシンプルな構造になっています。
例
I play tennis.
これが文章の骨格です。
つまるところ、この文章で一番言いたいのは、「私はテニスをする」になります。その他は書かなくても問題ない(文法的にも)単なる補足、大きく言えばどうでもいい情報です。
主語と動詞が見えにくい文章
英語の文章では、主語のすぐ後ろに長い修飾語が入ることがあります。
そのため、主語と動詞が離れてしまい、文の構造が見えにくくなります。
しかし、その場合でも文章の骨格は変わりません。
基本はやはり
主語 + 動詞
です。
例①
The boy in the park plays tennis.
一見すると少し長く見えますが、骨格はこうです。
| 部分 | 役割 |
|---|---|
| The boy | 主語 |
| plays | 動詞 |
in the park は主語を説明しているだけです。
つまり
The boy plays tennis.
が文の中心です。
例②
The boy who is wearing a red cap plays tennis.
この文はさらに長くなっています。
しかし骨格を見ると
| 部分 | 役割 |
|---|---|
| The boy | 主語 |
| plays | 動詞 |
真ん中の
who is wearing a red cap
はどんな男の子かの説明です。
つまり
The boy plays tennis.
これが中心です。
例③
The boy who is playing tennis in the park near my house every morning plays very well.
かなり長い文ですが、骨格はやはり同じです。
| 部分 | 役割 |
|---|---|
| The boy | 主語 |
| plays | 動詞 |
つまり
The boy plays very well.
これが文章の中心です。
長文読解のポイント
英語の長文では
- who
- which
- that
- in the park
- near my house
- every morning
などの説明がどんどん追加されます。
しかし、どんなに長くなっても
文章の骨格は
主語 + 動詞
です。
実際に考えてみましょう。
When the students in Ken’s class, who were preparing for an important English test that would take place the following week, gathered in the school library after classes to review their notes and discuss difficult grammar points together, the teacher who had been quietly watching them for a while gave them helpful advice.
日本語訳
翌週に行われる大事な英語のテストの準備をしていたケンのクラスの生徒たちが、
授業のあと学校の図書館に集まり、
ノートを見直したり難しい文法について話し合ったりしていたとき、
しばらくその様子を静かに見ていた先生が、
彼らに役立つアドバイスを与えた。
この文章で必ず必要なのは
(生徒が集まったとき)、先生は彼らにアドバイスをあげた。 のみです。(生徒が集まったとき)すら状況説明、必須ではありません。
その他は単なる説明「どんな生徒か、なんで集まったか、先生はどういう状態だったか」を詳しく説明しているだけです。
文章を豊かにするために必要ですが、必須ではありません。ただ主語・動詞・(何)は必ず必要です。(「何」すら自動詞の場合は必要ない)
そのため、「(生徒が集まったとき)、先生は彼らにアドバイスをあげた」という骨格は、読解でも訳を書く問題でも絶対に変えてはいけません。この骨格から、わかるところだけでもくっつけて、文章組み立てるのです。
まずは文章の核の主語を見つける「The teacher」
その後は動作を探す「gave」(もし動作がなければbe動詞です)
そして最後に「The teacher gave」という文章には、必ず「何」をあげたか書いてあります「advice」
長文読解のコツ
英語の長文を読むときは、次の順番で読みます。
① 主語を見つける
② 動詞を見つける
③ 目的語を見る
この3つだけで、文章の意味の骨格が見えます。
つまり
I play tennis.
このレベルの構造を見つけることが、長文読解の一番のポイントなのです。
まとめ
英語の長文は、実はとてもシンプルな構造でできています。
どんなに長い文章でも、まず探すべきなのは
主語 + 動詞 + 目的語
です。
そして、その基本形が
I play tennis.
なのです。
長文を読むときは、まずこの骨格を見つけることから始めてみてください。


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